深圳は、香港のすぐ北に位置する大都市。
中国で、クルマを持つには、運転免許が必要なことは当たり前ですが、クルマに付けるナンバーを入札で獲得しなければなりません。
日本のようにクルマを購入すれば、自動的にナンバーが付いてくるシステムとは、大きく異なります。
このナンバーの入札ですが、実に、最低取引価格が決まっていて、応札者が多いほど高騰する仕組みです。
中国人民は、みんなクルマが欲しいのですが、一斉に自由化してしまうと混乱が起きるので、毎月1万台前後発行されます。
以下は、深センのナンバーの落札価格の推移です。
左が、実質取引価格で、右が政府の基準価格です。
景気の良し悪しによって、安く買える場合もあれば、高く買わなければならない月があります。
中国人民元の5万元は、日本円に換算して約80万円。
5万元は、ナンバープレートを取得するために電気自動車2台分(五菱EV)の出費になるのだが、電気自動車は、このナンバープレートが、政府の方針でしばらくの期間、無償になっています。電気自動車の電源設備を自宅に設置する必要があるのですが、ナンバーが無料で付くので、とにかく電気自動車が売れまくっています。