天眼(FAST)を世界に開放

 
2021年1月4日
「中国天眼(スカイアイ)」として知られる500m口径球面電波望遠鏡(FAST)は、2021年4月1日に世界の科学コミュニティに正式に開放することを公表。

世界中の宇宙の研究者からのプロジェクトを募集します。

中国科学院国立天文台「中国天眼」運営開発センターから、4月1日より、各国の科学者が国立天文台に観測申請書をオンラインで提出し、申請したプロジェクトが「中国天眼」科学委員会と時間配分委員会に提出され、審査、プロジェクト選定提案、8月1日から観測時間が割り当てられます。

「中国スカイアイ」の運営・開発センターの副所長兼チーフエンジニアであるJiang Peng氏によると、最初の年は、海外の科学者に割り当てられる観測時間は、約10%の予定。

500メートル球面電波望遠鏡(FAST、Five-hundred-meter Aperture Spherical radio Telescope、通称:天眼)は、中国貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州平塘県にある、世界最大の電波望遠鏡。

2020年12月1日
アメリカ領プエルトリコのアレシボ電波望遠鏡が経年劣化によって崩壊した。

アレシボ電波望遠鏡は、1963年に完成し、305メートルの口径をもっていた。
中国の天眼(FAST)が2020年1月に完成するまでは、世界最大の電波望遠鏡であった。
重量900トン、305mの巨大な建築物を支える金属ワイヤーが、経年劣化などの原因で破断したことをはじめに数度にわたって修復困難な状態にまで崩壊してしまった。

アレシボ望遠鏡の国立科学財団は、再建を断念し解体すると発表した。

2021年1月2日
中国は2021年から世界中の科学者に「天眼(FAST)」を開放するために詳細を検討中だと発表した。

アレシボ電波望遠鏡の崩壊を知り中国は、天眼を宇宙の研究のために世界の研究者に開放することを決めた。

4.0/5.0 Article rating
1 Review
どう思う? ポイントが多い記事は、さらに深掘りします。
  1. 関心がある
  2. 面白い
  3. どちらでもない
  4. つまらない
  5. 興味なし

 

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA