理由は、大きく3つあります。
韓国車は、ローエンドで、ブランドの影響も弱い。 中国人が車を買うのにとても注意深いのは、韓国系車のエンジンが日系車ほど良くなく、車体の質はドイツ車よりも劣っている。 日系車にも売れている廉価版、ローエンド製品もあるため、韓国系車は、選択肢に入らない。ブランド力は、信頼性とも言えるもの。
高車格ハイクラスの韓国車を購入する際には、中国国内に生産ラインが無く、結果、韓国から輸入する必要があり、関税分が加算されてしまう。 同じクラスで、日系、ドイツ系と比べると30万元前後の出費が増えるため、ユーザーが韓国製のハイエンドモデルを選択しません。
日系、ドイツ系いづれも、EV技術開発に熱心で、常に新技術を投入しているが、韓系のメーカーは、技術革新が少なく、先進的なブランドイメージからほど遠い。
実は、フランス系の自動車メーカーも中国市場に進出しているものの韓系ブランドと同じような評価で、販売台数は伸び悩んでいる。中国市場で圧倒的に優位に立っているのは、日本のメーカーだが、この2年ほどで相次ぐリコールや不具合が発生しており、評価が突然下がってしまう可能性が潜在化している。ドイツ系のメーカーは安定しており、高品質のイメージと技術の革新が速い。また、公用車、例えば警察車両といえばフォルクスワーゲンのセダン、SUVクラスが採用されていることから常に販売台数上位に位置している。数年後アップルカーが市場に投入されるといわれ韓系自動車メーカーとのジョイントが計画されているが、これが契機になって、韓系メーカーのブランド力が向上する可能性も考えられる。中華系国産車メーカーも健闘しているもののやはりブランド力の点で評価が低い。ある中華系の新車を購入した農家の一般人が帰り道に路傍の立ち木にぶつけてしまいフェンダーがひどく破損したのだが、フレームに錆が広範囲に広がっていることを発見し、新車というにはほど遠い状態で、売れ残りを掴まされたとディーラーにクレームを入れたが、ひどい対応であったという。
これからの日系自動車メーカーに求められるものは、当然のことながら、高品質のクルマを市場に投入し続ける必要がある。
電動パワーユニットの技術によって環境対策を優先して考慮する必要があります。
こわれにくいという品質を維持すること。最近は不具合が大量に発生しており、品質の劣化が目立つようになっている。
中国のような巨大なマーケットは、他に無い。インドも控えているが、まだまだクルマを購入する世帯収入にいたっていない。
中国は、競争力が必要な市場で、勝ち組になれば、巨大な利益を産むが、負ければ悲惨な運命が待っている。