「HQ-17AE=近接防空兵器システム」は、敵戦闘機、ガンシップ、ドローン、地上攻撃ミサイル、対放射線空対地ミサイル、亜音速巡航ミサイル、ステルス戦闘機、超音速巡航ミサイル、ロケット弾とさまざまな飛行体を効果的に迎撃することができる対空ミサイル。 HQ-17AE車両は8発のミサイルを搭載し、4発のミサイルを4つのターゲットに同時に誘導することが可能。優れたマルチターゲット迎撃能力を備えている。
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「HQ-17AE=近接防空兵器システム」は、高速で移動するターゲットをインターセプトする能力、強力な破壊力、6輪ホイールオフロードシャーシの採用、強力な機動性と高度な技術は、中国航空宇宙科学産業グループ第2研究所が開発した新世代の輸出向け地対空ミサイルシステム。 3月6日、この「低空ハンター」がベールを脱いだ。
日米で採用しているイージス艦が発射する迎撃ミサイルSM3は「高高度」「弾道」にのみ有効とされているが、HQ-17AEは、低高度(低空)でも、変則軌道でも、ステルス機にも対応可能とされている。
しかも、中国は輸出用に開発したとしている。
中国から直接購入することが困難なら、中国=>ウクライナ=>アメリカまでの既存の輸出ルートが構築されているので、アメリカから購入する形がとれる。
HQ-17Aは、末尾にEのつかない旧バージョンがすでに存在しており、2019年の10月1日の建国70年記念式典の軍事パレードで姿を見せており、旧バージョンであるHQ-17Aは、ロシアが開発したTor M1防空システムの改良版とされている。
新バージョンのHQ-17AEについては、能力を高めたものとされている。
HQのイニシャルは「紅旗」=hong2 qi2であることを読者からお知らせいただきました。
輸出価格は、2,600万ドルとのこと。
トルコが、このHQ-17Aを輸入しようとしたところ、アメリカにダメだと言われたそうです。
HQ-17A (紅旗-17A) | |
オペレーション人員 | 3名 |
重量 | 30tクラス |
全長/車幅/高さ | 9.7m/3.1m/3.7m |
ミサイル | 「飞獴」FM-2000系 |
射程距離 | 15km |
エンジン/馬力 | ディーゼル/400馬力クラス |
中国航空宇宙科学産業グループ(中国航天科工集团)は、IoT機器、医療器械から兵器システムまで、研究開発している国営企業。
おそらくこの手の電子兵器は高出力の電磁パルスを発しているにちがいなく、兵士の健康には良くない気がする。