中国の「人工太陽プロジェクト」 – 超電導トカマク核融合エネルギー実験炉装置(EAST=Experimental Advanced Superconducting Tokamak)は、1億2000万°Cの101秒のプラズマと1億6000万°Cの20秒のプラズマを再現できる世界記録を樹立した。
太陽の内部の温度が、約1500万度といわれ、つまり10倍以上という高温度。
重水素と3重水素を1億度まで加熱してプラズマ状態とし、原子核を融合させる反応である。核融合発電は、核融合反応で得られるエネルギーを、水、ヘリウムなどの冷却材で取り出し、タービンを回転させて電気を得ることであり、1グラムの核融合反応によって得られるエネルギーは石油8トン分のエネルギーに相当する巨大なものとなる。